この記事ではウミガメがどのように海中で呼吸をしているかについて
まとめてみました。
是非この記事を読んで
・ウミガメって海中でどのように呼吸をしているの?
・ウミガメって海中で呼吸できるの?
という疑問解決の参考にしてみてください。呼吸方法について学ぶと他の生物の呼吸方法の仕組みについても理解できたりさらに興味がわくと思うので是非楽しく学んでいきましょう!
呼吸とは?
そもそも呼吸とは?
みなさんは普段意識することなく呼吸をしていますが、
- 呼吸をなぜ行っていてるのか?
- 呼吸はどのような仕組みで体内で行われているのか
すぐに答えることができますか?
- まず、人はなぜ呼吸をするのでしょうか?
それは生きるため。この一択だと思います。(笑)
具体的には呼吸をすることで生き物というのは生命活動に必要なエネルギーを取り出しています。
まず、空気中には酸素が約20%、窒素が80%存在しています。
※実際は酸素、窒素以外の気体も極微量含まれています。
生き物はこの空気中の酸素を体内に取り込み、細胞内で有機物を分解する過程で酸素を使いその際に生命活動に必要なエネルギーを獲得しています。
つまり、生き物がエネルギーを獲得するには有機物を分解する酸素が必要となるため人(生き物)は自ずと呼吸を行います。

もっと詳しく知りたい方は是非生物学を学んでみてください
海中で呼吸するには?
海中で呼吸をする生き物としてまず最初に浮かぶのが
「魚」
ですよね?
魚は海中でエラを使い呼吸をしています。
エラの機能として水中の酸素を取り込み血管中の二酸化炭素を水中に吐き出す役割を持っています。
エラがこの役割を果たすからこそ、魚などの水中生物は水中でも呼吸をすることができるのです。
水中生物が陸上で呼吸できないわけ
これは二酸化炭素の性質によります。
二酸化炭素は水中に溶けやすい気体として有名で、
水中生物が二酸化炭素を排出するには水に二酸化炭素を溶かす必要があり
それを陸上だと行うことができないため、エラで呼吸しているお魚たちは陸上で呼吸することができないのです。
※逆に人間(陸上の生き物)の場合、エラなどの機能を持つ器官が存在しないため水中で呼吸することができません。
ウミガメの呼吸方法の仕組み
では、これらを踏まえてウミガメの呼吸方法ってどうなっているのか?
結論から言うとウミガメは水面から顔をだし、口で呼吸をします。

想像するとなんかかわいいですよね
まず、ウミガメは生物系統的には「爬虫類」に分類されます。
爬虫類は基本ときに生まれた時から肺呼吸を行っているのでウミガメも同じと言うことになります。
どのくらいウミガメは海中で息を止められるのか?
なんと、1時間もの間ウミガメは海中で息を止めることができるそうです。

ものすごく長いですよね
これはウミガメの体内ヘモグロビンとミオグロビン量に大きく影響します。
- ヘモグロビンとは簡単に言うと血中上で酸素を運ぶ機能を持つ赤い色素のことです。
- ミオグロビンとはヘモグロビンで受け取った酸素を筋組織で受け取り、筋組織中で運搬しエネルギーに変換する色素タンパク質です。
ウミガメは一般的な陸上生物に比べて多くのヘモグロビンやミオグロビンを保有しているため、長期間水中で息を止めることができるのです。

人は水中で平均1分~1分30秒らしいですよ!
まとめ
いかがでしたか?
ウミガメの呼吸方法は私たちと同じでしたが、
水中での酸素保有量はかなり違うと言うことがわかりましたね。
ウミガメの呼吸に限らず、私たちが日常的に当たり前に行っている呼吸という生命現象について参考にしていただけたら幸いです。
当たり前に行っていることだからこそ、もう一度理解してみるとおもしろいですよね
では、よい日を!!
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