この記事ではウミガメの種類について徹底的にまとめてみました。
ウミガメと一言で言ってもたくさんの種類がいるので、是非この記事を参考にウミガメの種類について知ってみてはいかがですか?
ウミガメの種類
まずウミガメは世界中で8種類存在します。
そのうち、日本に生息するウミガメは
- タイマイ
- アカウミガメ
- アオウミガメ
- ヒメウミガメ
- クロウミガメ
- オサウミガメ
の計5種です。しかし、この5種類のうち私たちがよく目にするウミガメはタイマイ、アカウミガメ、アオウミガメです。
クロウミガメとオサウミガメは日本では産卵をしないため、私たちが目にすることは滅多にないのです。

みることができたらラッキー!
タイマイ
タイマイの特徴としては甲羅がモザイク状の模様になっています。

背甲の色は黄色で黒褐色の模様が入っていてきれいです。
日本では昔からベッコウ細工の原料として使われていました。
※ベッコウ細工とはタイマイの甲羅、爪などを加工し、かんざし、メガネ、ブローチなどの装飾品として作られたものです。
日本の分布としては、沖縄島、石垣島、阿嘉島、水納島、石垣島、黒島、新城島周辺に分布しています。
また、タイマイは絶滅危惧種IB類に認定されており、近い将来野生での絶滅の危険性が高い生き物です。
アカウミガメ
アカウミガメの特徴としては、体全身が褐色でお腹はオレンジ色です。
アカウミガメは赤道付近と極地以外を除く海域で分布しているため、非常に広い行動範囲で移動しているので比較的自由なカメさんです。

おそらく多くの人が目にするウミガメだと思います
日本の分布として本州、四国、九州に分布しています。
また、アカウミガメも絶滅危惧種IB類に認定されており、近い将来野生での絶滅の危険性が高い生き物です。
アオウミガメ
アオウミガメの特徴としては甲羅の形状が他のウミガメと比較すると背面前方は丸く
後方にかけて卵型のような尖った形をしています。
また、アオウミガメの甲羅はきれいな放射状模様ということもあり「アサヒベッコウ」の名前の由来となっているということも有名です。

小笠原諸島では食用として昔から食べられています
日本における分布としては東京の海域、伊豆諸島、小笠原諸島周辺でみられます。
また、アオウミガメも絶滅危惧種II類に認定されており、絶滅の危険が増大している種です。
ヒメウミガメ
ヒメウミガメの特徴としては甲羅が丸いということと
他のウミガメと比べて鱗板数が多いということです。甲羅の背甲は灰色です。
分布としては世界の熱帯地域を中心に分布し、
特にインド洋やコスタリカの太平洋岸で産卵シーンをみられるそうです。
ヒメウミガメはウミガメ科の中で最も個体数が多いのですがヒメウミガメの中で特に「オリーブヒメウミガメ」は絶滅危惧種に認定されています。
クロウミガメ
クロウミガメの特徴としては名前の由来通りお腹が黒いということと甲羅が白いうことです。
最近まではクロウミガメはアオウミガメと非常に似ていたため
同種と考えられていたのですが甲羅の違いから違う種だと判明しました。

遺伝子的には全く同じらしいです
日本における分布としては、沖縄島、西表島周辺で過去に発見されています。
※ただし、日本では産卵しません。
オサガメ
オサウミガメの特徴としては甲羅の背甲に縦の7本の隆起が走っています。
分布としてはインドネシア、コスタリカ、ギアナ、マレーシアなどの熱帯から温帯地域でみられています。
オサガメは卵は食用として食されることもあるそうですが、
肉はクラゲ由来の毒が含まれている可能性があるため食用には適していないそうです。

食肉には向かないです
ヒラタウミガメ
ヒラタウミガメの特徴としては名前の由来通り甲羅がほぼ平であり、甲羅の縁だけが反り返っています。
分布としてはオーストラリア、インドネシア、パプアニューギアなどの比較的限られた地域に分布しています。
ケンプヒメラウミガメ
ケンプヒメラウミガメの特徴としては甲羅の背甲側の色が明黄褐色であるということ。
分布としては、アメリカ、メキシコ、周辺に分布しています。
※ケンプヒメラウミガメは日本で産卵をしないため野生のケンプヒメラウミガメをみたい場合は海外に行く必要がります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、世界に存在する8種類のウミガメについて徹底的にまとめてみました。
どのウミガメにもそれぞれ特徴があり、みんな違ってみんないいですよね。
ですが、ほとんどのウミガメは昨今の地球温暖化や環境汚染により、絶滅の危機に追いやられているので私たちが今できることをやって生物が住みやすい環境づくりをしていきましょう!
では、よい日を!!
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